10/28 11:30~
©2011, Tea Lim Koun, All Rights Reserved
110分 クメール語 Color 1967
カンボジア
地上に舞い降りた天女と純朴な農夫の青年が苦難を乗り越えて愛を育むが…。
お転婆な天女の4姉妹が地上へおりて遊んでいると、ふとしたきっかけで末っ子のプー・チュク・ソーだけがそのまま地上で7年間を過ごさねばならなくなってしまう。彼女は若い純朴な農夫ソンヴァットの家で働くことになり、やがてふたりは惹かれあうようになる。しかし悪徳地主のセテイがふたりの仲に横やりを入れ…。“クメール映画の父”と称されるティ・リム・クゥン監督が手掛けたフェアリー・テールの代表作。日本の羽衣伝説などとも響き合うストーリーが興味深い。ヒロインのディ・サヴェット、農夫役のチア・ユットゥンはともに当時のトップスター。
ティ・リム・クゥン
カンボジアの映画史における伝説的存在であり“クメール映画の父”と呼ばれる。初監督作“Good bye Duong Dara”は1964年にカンボジア映画祭で最優秀監督賞を受賞し、シアヌーク国王より同賞を授与された。『怪奇ヘビ男』は73年にシンガポールで開催されたアセアン映画祭で最優秀監督賞を受賞し、“The Snake Man Part 2”は74年に台北で開催された同映画祭で賞を受賞している。クメール・ルージュによる大量虐殺の生き延び、自作フィルムの存在を長く秘密にしてきた。
監督/脚本/撮影監督/編集:ティ・リム・クゥン
衣装/メイク:ティ・ミー・ラン
チア・ユットゥン
ディ・サヴェット
モンドリン
前売鑑賞券 ¥1300 | 当日券 ¥1300
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)