アジアン・プレミア
10/27 14:10~ 10/25 20:25~
© Cattleya
110分 イタリア語、フランス語 Color 2012
イタリア=フランス
昏睡状態が続く少女の尊厳死がイタリア全土を巻き込む関心事となった2009年、ベロッキオ監督はマスコミやキリスト教会や政治家、そしてイタリア国民の反応に大いにショックを受けたという。しかし映画にするには早急であると判断し、2年の間を置き、視野を広げた上で、本作を完成させた。尊厳死を巡る3つの物語は、監督自らの経験や価値観を包含しているが、最終的な判断はあくまで観客に委ねられている。一部即興も取り入れられた撮影を支えた俳優陣は、イタリアを代表する俳優トニ・セルヴィッロや、精力的な国際活動を続けるイザベル・ユペールの名優たちに加え、アルバ・ロルヴァケル(10年『素数たちの孤独』)や、ミケーレ・リオンディーノ(09年『テン・ウィンターズ』)などの若手のホープにも注目である。さらに、リオンディーノの弟役のファブリツィオ・ファルコは本年のヴェネチア国際映画祭で最優秀新人賞を受賞している。
マルコ・ベロッキオ
イタリア、ピアチェンツァ生まれ。長編映画デビュー作『ポケットの中の握り拳』(65)はロカルノ国際映画祭に出品され国際的な注目を集めた。他の作品に、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞の“The Conviction”(91)『夜よ、こんにちは』(03)『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(09)“Sorelle Mai”(10)など。2011年、ヴェネチア国際映画祭から名誉金獅子賞を授与された。
監督/脚本:マルコ・ベロッキオ
プロデューサー:リッカルド・トッツィ
脚本:ヴェロニカ・ライモ
脚本:ステファノ・ルッリ
撮影監督:ダニエーレ・チプリ
編集:フランチェスカ・カルヴェリ
作曲:カルロ・クリヴェッリ
イザベル・ユペール
トニ・セルヴィッロ
アルバ・ロルヴァケル
ミケーレ・リオンディーノ
マヤ・サンサ
ピエール・ジョルジョ・ベロッキオ
前売鑑賞券 ¥1300 | 当日券 ¥1300
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)
前売鑑賞券 ¥1300 | 当日券 ¥1300
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)