TIFF TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 第25回東京国際映画祭 2012.10.20-28 www.tiff-jp.net

TIFFガイドブック

上映作品ガイド

もうひとりの息子
Le fils de l'Autre

ヒューマンドラマ

アジアン・プレミア

10/20 17:45~  10/26 19:35~ 

© Rapsodie Production - Cité Films
105分 フランス語、ヘブライ語、アラビア語、英語 Color 2012 フランス

兵役用健康検査の結果、両親の実子でないことを知ったイスラエル人の青年。出生の際の手違いが明らかになり、やがてイスラエルとパレスチナふたつの家庭のアイデンティティと信念とが大きく揺さぶられる事態に発展する。根深い憎しみからの解放を巡る感動のドラマ。

本作が3本目の長編作品となるレヴィ監督は、脚本家として豊富なキャリアを積んでいる。イスラエルとパレスチナ問題を背景にした物語を語る上で陥りがちなパターン化を避けるべく、イスラエル人やイスラエル在住パレスチナ人スタッフの意見を日々取り入れながら脚本は改訂され、全くオリジナルで感動的な家族の物語が誕生した。舞台演出家の顔もある監督による役者の動かし方も的確である。主演のエマニュエル・ドゥヴォスは現在のフランスで最も尊敬を集める女優のひとりであり、本作でも動揺する母性愛を絶妙に表現している。なお、イスラエル側の息子を演じるジュール・シトリュクは、子役時代に『ぼくセザール10歳半1m39cm』(03)に主演し来日も果たしており(2004年フランス映画祭)、成長した姿を見せている。

監督

ロレーヌ・レヴィ

芸術と法律を学ぶかたわら、1985年に劇団“La Compagnie de l'Entracte”を旗揚げし、7年に渡り、劇作家と舞台演出家として活躍。その後、映像作品の脚本を書きはじめ、30本ほどのテレビ、映画作品を手掛けてきた。2004年に自身の脚本による“The First Time I Turned Twenty”にて監督デビューを果たし、数々の映画賞を受賞した。07年には“London mon amour”を監督。本作が3作目にあたる。

スタッフ

監督/脚本:ロレーヌ・レヴィ
脚本:ナタリー・ サウジョン
原案/脚本:ノアム・フィトゥッシ
プロデューサー:ヴィルジニー・ラコンブ
プロデューサー:ラファエル・ベルドゥゴ
撮影監督:エマニュエル・ソワイエ
編集:シルヴィー・ガドメール
音響:ジャン=ポール・ベルナール
音楽:ダファー・ヨーゼフ

キャスト

エマニュエル・ドゥヴォス
パスカル・エルベ
ジュール・シトリュク
マハディ・ダハビ
アリン・オマリ
カリファ・ナトゥール

スケジュール・チケット
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6

10/20 17:45 - 20:00 (本編105分)

前売鑑賞券 ¥1000 | 当日券 ¥1000

当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)


TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7

10/26 19:35 - 21:50 (本編105分)

前売鑑賞券 ¥1000 | 当日券 ¥1000

当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)


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