TIFF TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL 第25回東京国際映画祭 2012.10.20-28 www.tiff-jp.net

TIFFガイドブック

上映作品ガイド

ハンナ・アーレント(原題)
Hannah Arendt
[ ハンナ・アーレント ]

ヒューマンドラマ

アジアン・プレミア

10/21 11:00~  10/26 16:15~ 

© Heimatfilm
113分 ドイツ語、英語 Color, Black & White 2012 ドイツ

60年代初頭。高名な哲学者であるハンナ・アーレントが、ホロコーストの責任を問う元ナチ高官の裁判に立ち会う。発表されたレポート記事を巡り、世論は揺れる。絶対悪とは何か、そして考える力とは何かを問いかけるとともに、アーレントの強固な信念を描く感動の歴史ドラマ。

ハンナ・アーレントは、全体主義の起源を最初に分析したことなどで知られる、ドイツ系ユダヤ人の哲学者。本作は、60年代のNYを舞台に、既に名声を確立しているアーレントがナチ高官裁判の傍聴記事を巡ってバッシングされるエピソードに焦点を絞った歴史ドラマである。フォン・トロッタは、60年代後半から80年代にかけてファズビンダーやヴェンダースなどが牽引した「ニュー・ジャーマン・シネマ」の系譜に連なる監督であり、『鉛の時代』(81)や『ローザ・ルクセンブルグ』(85)などの骨太な作品を作ってきている。本作で迫真の見事な演技を見せる主演のバルバラ・スコヴァは、多数のフォン・トロッタ作品に主演しており、政治と女性を中心にした作品を手掛ける監督の盟友的存在である。

監督

マルガレーテ・フォン・トロッタ

1942年ベルリン生まれ。世界の著名な監督であるとともに、R.W.ファスビンダーやH.アハテルンブッシュなどの作品に出演した人気女優でもある。映画監督としては、政治的テーマに個人の経験を重ねる手法でその才能を裏付けた『ローザ・ルクセンブルグ』(86)をはじめ数多くの作品を手掛け、情感あふれる独自の作風で幅広い支持を得ている。

スタッフ

監督/脚本:マルガレーテ・フォン・トロッタ
脚本:パメラ・カッツ
プロデューサー:ベティーナ・ブロケンパー
プロデューサー:ヨハネス・レキシン
撮影監督:カロリーヌ・シャンプティエ
編集:ベッティナ・ボーラー
作曲:アンドレ・マーゲンターラー
音響デザイナー:グレッグ・ヴィットーレ
プロダクション・デザイナー:フォルカー・シェイファ

キャスト

バルバラ・スコヴァ
アクセル・ミルベルク
ジャネット・マクティア
ユリア・イェンチ
ウルリッヒ・ノエテン
ミヒャエル・デーゲン

スケジュール・チケット
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen6

10/21 11:00 - 12:49 (本編113分)

前売鑑賞券 ¥1000 | 当日券 ¥1000

当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)


TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7

10/26 16:15 - 18:04 (本編113分)

前売鑑賞券 ¥1000 | 当日券 ¥1000

当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)


表示:モバイルパソコン
利用規約プライバシーポリシーお問い合わせ
トップに戻る