10/24 00:00~
©Mandarin Films Limited
104分 広東語 Color 2012
香港
1980年代香港ニューウェイブを牽引した『ホームカミング』(84)『息子の告発』(94)のイム・ホー、久々の登場。貧しい漁民に育てられた男の子が成長しイギリス系企業で頭角を現していく香港の戦後史。アーロン・クォック(郭富城)が熱演。
1940年代末、イギリス兵の子を身ごもった少女は男児を出産したものの育てることができず、その子を水上生活者の漁民に売る。育ての母はその子をポウと名付けて愛情を注ぐ。やがてポウはカトリック牧師に励まされて働きながら学び、イギリス系企業である東インド会社の入社試験を受ける。差別的な言葉を吐きかけられながらも入社を果たしたポウは、さまざまな困難にもめげず、上司の信頼を勝ち得て次第に社内で頭角をあらわしていく。しかし彼の心にはいつも、イギリス企業で成功することに対する葛藤があった…。1980年代にアン・ホイらとともに香港ニューウェイブを牽引し、『ホームカミング』(84)『レッドダスト』(90)『息子の告発』(94)などで知られるイム・ホー監督による、英国人と香港人のハーフとして生まれた者の視点から香港の戦後史を問う骨太のドラマ。アーロン・クォックが主人公のポウを好演している。
イム・ホー
1980年代の香港を代表する監督のひとりであり、香港ニューウェーブのリーダー的存在でもある。ロンドン・フィルムスクールを卒業後、テレビ制作の現場でキャリアをスタートし、のちに映画監督となる。これまでに数多くの映画祭で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀監督賞などの賞に輝いている。
監督/プロデューサー/脚本:イム・ホー
脚本:マルコ・ポン
撮影監督:アーディ・ラム
音響:ウォルター・ウォン
編集:スタンリー・タム
作曲:リンク・イム
衣装:ミギー・チェン
メイク:シンディ・ン
音響:ジャマス・ツェー
照明:ディック・トン
アーロン・クォック
チャーリー・ヤン
パウ・ヘイチン
ジョシー・ホー
アニー・リウ