10/28 16:00~ 10/26 17:20~
© E-CULTURE PRODUCTIONS, HELIOTROPE FILMS 2012
110分 タミル語、シンハラ語 Color 2012
スリランカ
『この翼で飛べたら』(TIFF02アジア映画賞)などで知られるスリランカの鬼才ハンダガマ、久々の登場。内戦が終わり村に帰還した兵士が体験する疎外と孤独。やがて彼は社会の闇に近づいていく…。
スリランカでは30年に及んだ政府軍と反政府武装組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)の内戦が2009年に終結した。それから2年。LTTEの兵士だった男が村に帰還する。彼はかつての恋人と再会して新しい生活を始めるが、村人たちの冷たい視線を受けることになる。男は運転手として雇われた先で終戦後の社会の姿に直面していく…。「子どもの頃から兵士として戦闘に参加し、銃の扱い方以外のことを何も知らない世代にとっては、復員して“普通”の生活に戻ること自体がもうひとつの戦争なのです」(プレス資料より)と監督は語っている。スリランカ映画界の鬼才として知られ、作品を発表するたびに論議を巻き起こすアソカ・ハンダガマ監督は、『マイ・ムーン』(TIFF01スペシャル・メンション)、『この翼で飛べたら』(TIFF02アジア映画賞)、『レター・オブ・ファイヤー』(TIFF05出品)など、スリランカの社会の深奥を見据えた作品群が印象に残る。
アソカ・ハンダガマ
1962年スリランカ生まれ。本国での存在は際立っている。現代社会の厳しい政治的現実に立ち向かおうとする舞台劇と映画で高く評価される一方、激しい非難も受けている。3作目の『マイ・ムーン』(00)以降、海外の映画祭で認められるようになり、本作は7作目の長編映画である。
監督/脚本:アソカ・ハンダガマ
製作総指揮:ラビンドラ・ピリス
ライン・プロデューサー:イランティ・アベシンハ
プロデューサー:ジャガット・ウェルラワッタ
プロデューサー:アヌラ・ファナンド
撮影監督:チャンナ・デシャプリヤ
編集:アジット・ラマナヤカ
録音:ラリット・ワサンタ
音楽:カピラ・ポガラアラッチ
ダルシェン・ダルマラジュ
スバシニ・バラスブラマニヤム
ニランジャニ・シャンムガラジャ
ラジャ・ガネシャン
前売鑑賞券 ¥1300 | 当日券 ¥1300
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)
前売鑑賞券 ¥1300 | 当日券 ¥1300
当日学生割引あり \500(税込・劇場窓口のみ)